行橋市議会 > 2020-12-18 >
12月18日-05号

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  1. 行橋市議会 2020-12-18
    12月18日-05号


    取得元: 行橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-13
    令和 2年12月 定例会(第5回)         令和2年12月第5回行橋市議会           定例会会議録(第5日)1 日 時 令和2年12月18日(金)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 松 尾 一 樹             次 長 今 川   奨            議事係長 笠 岡   豊            庶務係長 吉 兼 三 佳             書 記 今 井 陽 介 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり     令和2年12月第5回行橋市議会定例会議員出席表[第5日]                      令和2年12月18日(金)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │小 見 祐 治│ ○ │ │ 11 │小 原 義 和│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │矢 野 潤 一│ ○ │ │ 12 │西 岡 淳 輔│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │西 田 憲 司│ ○ │ │ 13 │大 池 啓 勝│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │小 堤 千 寿│ ○ │ │ 14 │澤 田 保 夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │田 中 次 子│ ○ │ │ 15 │藤 本 廣 美│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │瓦 川 由 美│ ○ │ │ 16 │鳥井田 幸 生│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │藤 木 巧 一│ ○ │ │ 17 │田 中 建 一│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │井 上 倫太郎│ ○ │ │ 18 │二 保 茂 則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │小 坪 慎 也│ ○ │ │ 19 │豊 瀬   尉│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │工 藤 政 宏│ ○ │ │ 20 │德 永 克 子│ ○ │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘             令和2年12月第5回行橋市議会定例会[第5日] 地方自治法第121条により出席した者                                 令和2年12月18日(金)┌───────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│    職 名    │  氏  名  │出席│    職 名    │  氏  名  │出席│├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長         │田 中   純│○ │債権管理課長     │吉 田   実│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │城 戸 好 光│○ │国保年金課長     │鹿 島 美智子│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長        │橋 本   晃│○ │地域福祉課長     │上 田 直 美│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長        │長 尾 明 美│○ │障がい者支援室長   │土 井 誠 之│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長公室長      │鶴   裕 之│○ │子ども支援課長    │廣 津 好 春│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長       │鹿 島 英 樹│○ │生活支援課長     │岡 田 公美子│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長       │穴 繁 利 雄│○ │介護保険課長     │黒 田 純 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長       │木 野 雅 博│○ │土木課長       │岩 間 薫 朋│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長     │和 田 雄 二│○ │都市政策課長     │林   善 弘│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│産業振興部長     │山 門 裕 史│○ │PA事業推進室長    │土 肥 正 典│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境水道部長     │有 松 正 一│○ │建築政策課長     │岩 本 秀 夫│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│会計管理者兼会計課長 │池 永 正 行│○ │農林水産課長     │西 村 佳 明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長       │米 谷 友 宏│○ │商業観光課長     │田 邊 正 典│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長        │髙 橋 一 文│○ │企業立地課長     │上 田   純│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│秘書課長       │土 肥 麻 紀│  │上水道課長      │井 藤 岳 彦│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │池 上 国 浩│  │下水道課長      │加 来 和 喜│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│政策調整監      │中木原 崇 久│  │環境課長       │宮 下 義 幸│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長       │西 川 雅 隆│  │環境課事業所長    │井 上 淳 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│防災危機管理室長   │末 松 久 典│  │選挙管理委員会事務局長│中 村 愛 晴│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長     │松 本   隆│  │農業委員会事務局長  │岡 野 雅 幸│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長     │増 田 昇 吾│  │監査事務局長     │渡 辺 浄 美│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│財政課長       │真 田 幸 典│  │教育総務課長     │吉 本 康 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長     │末 次 真 樹│  │教育総務課指導室長  │山 本 有 一│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長     │上 村 幸 司│  │学校管理課長     │橋 本   明│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権政策課長     │岡 田 正 二│  │防災食育センター長  │木 村 君 彦│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│税務課長       │山 本 修 司│  │生涯学習課長     │川 中 昌 哉│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合窓口課長     │中 村 浩 行│  │文化課長       │辛 嶋 智恵子│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民相談室長     │井 上 栄 輔│  │スポーツ振興課長   │門 司 康 宏│  │├───────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収納課長       │野 本   誠│  │消防本部総務課長   │五反田 幸 治│  │└───────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘            令和2年12月第5回行橋市議会定例会              議  事  日  程[第5日]                             (令和2年12月18日)日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決(建設経済委員長) 1.議案第93号  行橋市観光振興基金条例の制定について 2.議案第110号 行橋総合公園の指定管理者の指定について 3.議案第111号 行橋市勤労者総合福祉センターの指定管理者の指定について 4.議案第112号 市道路線の認定、廃止及び変更について(総務委員長) 5.議案第96号  地方税法の改正に伴う市の関係条例の整備に関する条例の制定          について 6.議案第98号  行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定につい          て 7.議案第99号  行橋市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について(文教厚生委員長) 8.議案第100号 行橋市図書館等複合施設条例の一部を改正する条例の制定につ          いて 9.議案第101号 行橋市重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する          条例の制定について 10.議案第102号 行橋市学習等供用施設の指定管理者の指定について 11.議案第103号 行橋市宿泊型研修施設の指定管理者の指定について 12.議案第104号 行橋市椿市地域交流センターの指定管理者の指定について 13.議案第105号 行橋市複合文化施設の指定管理者の指定について 14.議案第106号 旧百三十銀行行橋支店の指定管理者の指定について 15.議案第107号 行橋市体育施設の指定管理者の指定について 16.議案第108号 行橋市総合福祉センターの指定管理者の指定について 17.議案第109号 行橋市老人いこいの家の指定管理者の指定について(各常任委員長) 18.議案第113号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について(総務委員長) 19.議案第114号 令和2年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について 20.議案第117号 令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について(文教厚生委員長) 21.議案第115号 令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算          について 22.議案第116号 令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算について(建設経済委員長) 23.議案第118号 令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について 24.議案第119号 令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について日程第2 新たな提出に係る事案の上程、提案理由の説明、議案に対する質疑、     議案の委員会付託 1.議案第120号 令和2年度行橋市一般会計補正予算(第8次)について日程第3 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決(文教厚生委員長、総務委員長) 1.議案第120号 令和2年度行橋市一般会計補正予算(第8次)について日程第4 意見書の上程、質疑、討論、採決 1.意見書第5号 核兵器禁止条約の発効を歓迎し、日本政府の署名・批准を求める          意見書 2.意見書第6号 選択的夫婦別姓制度の審議を求める意見書日程第5 委員会の中間報告 1.新型コロナウイルス感染症対策特別委員会日程第6 議会閉会中の所管事項調査要求   (別紙所管事項調査表のとおり)日程第7 会議録署名議員の指名            令和2年12月第5回行橋市議会定例会               付託事案一覧表(議案)                               (令和2年12月18日)┌─────┬────────────────────────────────────────┐│ 付託先 │付   託   事   案                           │├─────┼──────┬─────────────────────────────────┤│ 総 務 │      │                                 ││     │議案第120号 │令和2年度行橋市一般会計補正予算(第8次)について(所管部分)  ││ 委員会 │      │                                 │├─────┼──────┼─────────────────────────────────┤│ 文 教 │      │                                 ││ 厚 生 │議案第120号 │令和2年度行橋市一般会計補正予算(第8次)について(所管部分)  ││ 委員会 │      │                                 │└─────┴──────┴─────────────────────────────────┘               令和2年12月18日(5)               開議 10時00分 ○議長(澤田保夫君)  おはようございます。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきまして、議会運営委員会で協議を願っていますので、委員長から報告を願います。 議会運営委員会委員長。 ◆7番(藤木巧一君)  おはようございます。先刻、議会運営委員会を開き、本日の議事日程について協議を行いましたので、その結果を御報告申し上げます。 本日の議事日程は、日程第1として審査終了事案の上程を行い、各委員長の報告を受けた後、質疑、討論、採決を行います。今回、審査が終了した旨、報告がなされているものは、議案24件であります。 日程第2として、市長から新たな事案として議案1件が提出されておりますので、これを上程し、提案理由の説明を受けた後、議案に対する質疑、議案の委員会付託を行うことといたします。なお、本日は、本会議日でありますが、会議運営上、本会議及び委員会日に変更することといたします。また、議案の委員会付託につきましては、別紙お手元に配付しております付託事案一覧表のとおり、総務委員会、並びに文教厚生委員会へ審査付託し、休憩中に審査を願うことといたします。 委員会審査終了の後、本会議を再開し、日程第3として審査終了事案の上程を行い、委員長の報告を受けた後、質疑、討論、採決を行うことといたします。 日程第4として、意見書2件が提出されておりますので、これを上程し、質疑、討論、採決を行います。 日程第5として委員会の中間報告を議題とし、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会の報告を受けることといたします。 日程第6として、議会閉会中の所管事項調査要求を議題といたします。 日程第7として、会議録署名議員の指名を行って閉会といたします。 なお、次回定例会の招集告示日は、令和3年2月22日月曜日、招集日は、令和3年3月2日火曜日の予定で執行部との調整を行いましたので、議員並びに関係各位の御承知のほど、よろしくお願いいたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 △日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。 お諮りいたします。本日の議事日程については、委員長報告のとおりとすることに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よって、そのとおり決しました。 日程第1 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。各委員長から審査が終了した旨の報告がなされているものは、お手元配付のとおり、議案24件であります。これを一括上程し、議題といたします。 はじめに、議案第93号、及び議案第110号から議案第112号までの計4件について、一括して、建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第93号及び議案第110号から議案第112号までの計4件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第93号 行橋市観光振興基金条例の制定について、でございますが、本案は、令和2年4月1日より福岡県宿泊税条例が施行され、この宿泊税を財源とする福岡県宿泊税交付金事業が開始されたことに伴い、行橋市の観光振興施策を推進することを目的とする行橋市観光振興基金を設置する必要があるため、新たに条例を制定しようとするものであります。なお、この条例の施行日は、公布の日となっております。 審査の中で、担当課より、本交付金の使途については、令和2年度以降、新たに、または拡充して実施する観光振興事業に制限されている、との説明を受けております。 説明を受けて、委員より、本交付金を活用して実施する事業計画について質したところ、担当課より、自転車活用推進法において、地方公共団体は、区域の実情に応じた施策を策定、実施する責務を有すると規定されているため、来年度以降、サイクルステーションの設置や観光パンフレットの作成、観光トイレの洋式化を検討している、との答弁を受けております。 答弁を受けて、委員より、安易に委託には出さずに、行橋市にとって何がプラスになるのか、よく検討して、観光振興を推進していただきたい、との意見が出されております。 次に、議案第110号 行橋総合公園の指定管理者の指定について、議案第111号 行橋市勤労者総合福祉センターの指定管理者の指定についての2件でございますが、これらは、指定期間を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間と定め、指定管理者となる団体を指定するものであります。 まず、議案第110号は、行橋総合公園の管理について、株式会社オリエンタルコンサルタンツ九州支社を指定管理者の候補者とするものです。 候補者の選定については、公募したところ、2団体から応募があり、選定委員会において総合的に審査・採点を行った結果、株式会社オリエンタルコンサルタンツ九州支社が候補者として適切であると選定された、との説明を受けております。 審査の中で、委員より、夜間に侵入できないようにゲートを設置するなど、安全性を向上させるような取組みについて、検討していただきたい、との要望が出されております。また、委員より、令和元年9月に開催された建設経済委員会において、行橋総合公園に現地視察を行った際には、落ち葉や雑草が生い茂っている箇所が多々見受けられるなど、管理が行き届いていなかった。本指定管理者については、生涯学習課、スポーツ振興課、土木課の3課が共同して協定書を締結しているが、土木課所管部分について、仮に要求水準書に満たない場合、土木課所管部分のみの協定を解除することが可能なのか質したところ、協定内容を履行しない場合は、指定の取り消し、または業務の全部もしくは一部の停止を命ずることができるため、これに基づいて協定内容を変更することは可能である、との答弁を受けております。 答弁を受けて、委員より、年度ごとに要求水準書どおりに履行していただいていたかどうかを確認していただきたい。そして、仮に履行できていない場合については、協定の解除も検討していただきたい、との強い要望が出されております。 次に、議案第111号は、行橋市勤労者総合福祉センターの管理について、公益財団法人行橋市文化振興公社を指定管理者の候補者とするものです。 候補者の選定理由としては、公募を行った結果、1団体のみ応募があり、申請書類及びプレゼンテーションの内容を選定基準に基づき、選定委員会において総合的に審査・採点を行った結果、公益財団法人行橋市文化振興公社が候補者として適切であると決定した、との説明を受けております。 審査の中で、委員より、敷地内及び隣地駐車場において、雑草の処理が不十分である箇所が多々見受けられるため、指定管理者に対しては、維持管理を徹底していただくよう指導していただきたい。併せて、過去に市職員が派遣されたことがあったが、指定管理に出す以上、指定管理者が責任をもって組織体制を整えるように指導していただきたい、との強い要望が出されております。 最後に、議案第112号 市道路線の認定、廃止及び変更について、でございますが、今回、認定する路線は、開発行為に伴うもの4路線、地元要望に伴うもの1路線、合計5路線、総延長411メートルを認定するものとなっております。 次に、廃止する路線は、構造が基準に達しておらず、底地が民有地の路線が3路線、構造が基準に達しておらず、底地が市有地の路線が1路線、ほ場整備に伴う道路付け替えによるものが3路線、合計7路線、総延長725メートルを廃止するものとなっております。 次に、変更する路線は、一部廃止に伴う起点又は終点の変更、各1路線、合計2路線、総延長3978.5メートルのうち3231.5メートルを廃止し、総延長747メートルに変更するものとなっております。 審査の中で、委員より、市道路線廃止後の対応について、質したところ、民有地については、所有者に管理をしていただき、市所有地については、認定外道路となるため今後も土木課が管理を行う、との答弁を受けております。 答弁を受けて、委員より、通行地役権等、法的問題について、質したところ、担当課より、今回の廃止路線について、弁護士に相談したところ、特に法的問題はない、との答弁を受けております。引き続き、委員より、市道路線を廃止する場合は、市民生活に影響を及ぼすことが懸念されるため、周辺住民に対して、十分な説明責任を果たしていただきたい、との強い要望が出されております。 審査終了後、取りまとめの中で、まず、行橋市観光振興基金の使途については、市民の要望をよく聴き、情勢を見て決定していただきたい、との要望が出されております。 次に、市道路線について、路線を廃止することで、現在住んでいる人が不利益を被ることがないように十分配慮していただきたい、との強い要望が出されております。 採決の結果、議案第93号及び議案第111号から議案第112号までの計3件につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 また、議案第110号につきましては、委員、可否同数となり、委員長の決するところにより、可決すべきではないと決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第93号 行橋市観光振興基金条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第93号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第110号 行橋総合公園の指定管理者の指定について、委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、否決であります。これより原案について、可否を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第110号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第111号 行橋市勤労者総合福祉センターの指定管理者の指定について、委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第111号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第112号 市道路線の認定、廃止及び変更について、委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第112号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第96号、及び議案第98号から議案第99号までの計3件について、一括して、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君)  おはようございます。それでは、総務委員会に付託されました、議案第96号、議案第98号、及び議案第99号の計3件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第96号 地方税法の改正に伴う市の関係条例の整備に関する条例の制定について、でございますが、本案は、地方税法の改正に伴い、市税、保険料、その他使用料金等の延滞金の規定について、関係する条例の統一的な改正を行おうとするものです。 改正の主な内容としましては、1点目として、条例中の特例基準割合の名称を延滞金 特例基準割合へ変更するもの、2点目として、還付加算金、及び延滞金の割合が年0.1パーセント未満の場合の規定を新たに設定するものとなっています。なお、改正を行う関係条例は、行橋市有水面及び道路の使用条例、行橋市介護保険条例、行橋市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例、行橋市法定外公共物管理条例、行橋市農業集落排水事業分担金条例、行橋市後期高齢者医療に関する条例、行橋市区域外流入に係る下水道事業分担金条例、及び行橋市債権管理条例となっており、施行日は、令和3年1月1日となっています。 次に、議案第98号 行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、本案は、個人所得課税の見直しに伴い、国民健康保険税の負担水準に関して、意図せざる影響や不利益が生じないようにするため、所要の改正を行おうとするものです。 改正の主な内容としましては、国民健康保険税の7割軽減、5割軽減、及び2割軽減の軽減判定基準額の見直しを行うものとなっています。なお、施行日は、令和3年1月1日となっています。 次に、議案第99号 行橋市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、でございますが、本案は、国の準則であります火災予防条例(例)が改正されたことに伴い、所要の改正を行おうとするものです。 改正の主な内容としましては、1点目として、電気自動車に搭載される電池の大容量化に伴い、規制の対象となる急速充電設備の上限を50キロワットから200キロワットへ拡大するもの、2点目として、急速充電設備の上限の拡大に伴い、設備の位置、構造、及び管理に関する基準の細目を改正するもの、3点目として、急速充電設備のうち、全出力50キロワットを超えるものについては、消防長へ設置の届け出を要することとしたもの、その他、文言等、所要の整備を行うものとなっています。なお、施行日は、令和3年4月1日となっています。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第96号、議案第98号、及び議案第99号の計3件につきましては、いずれも委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第96号 地方税法の改正に伴う市の関係条例の整備に関する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第96号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第98号 行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第98号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第99号 行橋市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第99号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第100号から議案第109号までの計10件について、一括して、文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  おはようございます。それでは、文教厚生委員会に付託されました、議案第100号から議案第109号までの計10件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。 まず、条例改正について、でございます。 はじめに、議案第100号 行橋市図書館等複合施設条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、リブリオ行橋内にある託児施設のうち、プレイルームの利用対象年齢の下限を満3歳から満2歳に拡大するとともに、当該施設正面の駐車場については、旧百三十銀行行橋支店の来館者も減免の対象とするため、運営内容の一部を変更しようとするものであります。なお、この条例は、公布の日から施行されます。 審査の中で、委員より、プレイルームの利用対象年齢を拡大することで、料金の収入増額につながると考えられるため、利用者の満足度向上を図るためにも、各年齢に応じた遊具のさらなる充実を検討するなど、指定管理者との交渉を行うべきではないか、との意見が出されております。 次に、議案第101号 行橋市重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本案は、福岡県の制度改正等に伴い、本市においても該当する条文について、所要の改正を行おうとするものであります。 改正の主な内容といたしましては、重度障がい者の医療費にかかる助成対象を、入院・通院ともに小学生から中学生まで拡大しようとするものであります。また併せて、福岡県の障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例に基づき、本市においても、障害者の害の字を平仮名表記に変更しようとするものであります。なお、この条例は、原則、令和3年4月1日から施行されます。 続きまして、指定管理者の指定について、でございますが、議案第102号から103号、議案第105号、及び議案第107号から108号までの計5件につきましては、指定期間が令和3年3月31日をもって満了することから、改めて、指定管理者の指定について、議会の議決を得ようとするものであります。 また、議案第104号、議案第106号、及び議案第109号の計3件につきましては、今回新たに指定管理者制度を導入することから、その指定管理者の指定について、議会の議決を得ようとするものであります。なお、これら8件の指定管理を行う施設につきましては、いずれも令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間を指定管理期間とすることを申し添えます。 まず、議案第102号 行橋市学習等供用施設の指定管理者の指定について、本案は、行橋市内にある学習等供用施設の全22施設の管理について、非公募により、各行政区の代表者をそれぞれ指定管理者として指定しようとするものであります。 選定理由について、当該施設は、指定管理者制度を導入した平成18年度から各行政区の代表者を指定管理者として管理を行っており、円滑な業務の遂行が図られていることや、施設の設置目的等を考慮すると、施設が所在する各行政区による管理が適切であると判断したため、非公募により選定したものである、との説明を受けております。 審査の中で、委員より、各施設の老朽化に伴い、改修や更新が避けられない状況である。航空機の騒音により利用者の活動が妨げられることのないよう、市が事業計画を立てて、環境整備を行っていく必要があるのではないか、との意見が出されております。 次に、議案第103号 行橋市宿泊型研修施設の指定管理者の指定、及び議案第107号 行橋市体育施設の指定管理者の指定について、本案は、研修センターや市民体育館を含む計8箇所の施設管理について、公募により、株式会社オリエンタルコンサルタンツ九州支社を指定管理者として指定しようとするものであります。 選定理由については、今回、2団体からの応募があり、選定委員会で審査を行った結果、利用者のニーズに対応したきめ細かなサービス、また、稼働率の向上、及び収益性の確保等について提案がなされていることに加え、コスト縮減においても期待ができることから、同事業者が候補者として適切であると判断した、との説明を受けております。 審査の中で、宿泊型研修施設における仕様書の変更点について質したところ、担当課より、今回から樹木の剪定や芝生、除草の管理等、詳細な作業内容を明確に定めていることに加え、これまでは当該施設の管理のみであったが、今回は樹木の伐採等について、施設に付随する敷地分についても管理を行う仕様としている、との回答を受けております。 もう一方の体育施設等については、委員より、過去の反省点を踏まえ、相互の円滑な報告や連絡体制を強化するためにも、職員が現地に赴き、積極的に情報共有を行うなど、指定管理者との綿密な連携を図っていただきたい、との要望が出されております。 次に、議案第104号 行橋市椿市地域交流センターの指定管理者の指定について、本案は、椿市地域交流センターの施設管理について、非公募により、一般社団法人つばきの会を指定管理者として指定しようとするものであります。 選定理由について、同法人は、平成30年の施設開館以来、地域交流促進フロアを活用したカフェや物販等の運営を通じ、地域の活性化や交流活動において実績を有しており、また、施設管理においても重要な役割を果たしていること等を考慮した結果、同法人が候補者として適切であると判断した、との説明を受けております。 取りまとめの際、委員からは、指定管理を導入することにより、公民館機能も含めた施設全体の管理を行うことになるが、今後のカフェや物販において、より安定した経営が図られるよう、行政としても積極的に提携していくべきではないか、との意見が出されております。 次に、議案第105号 行橋市複合文化施設の指定管理者の指定について、本案は、コスメイト行橋の維持管理、及び文化ホール等の運営業務について、非公募により、公益財団法人行橋市文化振興公社を指定管理者として指定しようとするものであります。 選定理由について、同法人は、平成2年の開館以来、継続してコスメイト行橋の管理・運営を担い、安定した運営が行われている経緯がある。また、当該施設の設置目的を果たしつつ、その蓄積された知識やノウハウ、ネットワークを最大限に活用することができるため、事業効果が相当程度期待できることから、同法人が候補者として適切であると判断した、との説明を受けております。 これに対し、委員からは、来年度より講座室、及びギャラリーが新設されるため、これまでの経験を生かし、市民が安心して利用できる環境を整え、地域との連携を行うとともに、文化振興公社のさらなる育成を図っていただきたい、との意見が出されております。 次に、議案第106号 旧百三十銀行行橋支店の指定管理者の指定について、本案は、通称赤レンガ館の施設管理及び運営業務について、非公募により、一般社団法人行橋市観光協会を指定管理者として指定しようとするものであります。 選定理由については、公募を行ったところ、期日までに応募がなかったため、行橋市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例に基づき、非公募による選定を行うことになった。なお、今回選定された同法人については、現在、行橋駅構内に行橋市観光物産情報コーナーを運営する団体であり、市内観光の情報提供や物産品などの販売実績を有していること、また、市内の多業種の店舗経営者が会員となっているため、多彩な自主事業が期待できること等を考慮し、選定委員会に諮った結果、候補者として適切であると判断されたものである、との説明を受けております。 審査の中で、指定管理の導入に伴い、円滑な引継ぎを行うとともに、施設に携わるスタッフの人材育成や自主事業の積極的な展開に加え、隣接するリブリオ行橋との連携を図るように努めていただきたい、との意見が出されております。 次に、議案第108号 行橋市総合福祉センターの指定管理者の指定について、本案は、ウィズゆくはしの管理について、非公募により、社会福祉法人行橋市社会福祉協議会を指定管理者として指定しようとするものであります。 選定理由について、同法人は、平成7年の開館以来、ウィズゆくはしを拠点に、行橋市や地域と連携を図りながら公共性の高い社会福祉を目的とする事業を実施している団体である。社会福祉法人としてのノウハウが蓄積されており、これまでの経験や実績をもとに、最も効率的で効果的な施設の管理運営を図ることが可能であることから、同法人が候補者として適切であると判断した、との説明を受けております。 最後に、議案第109号 行橋市老人いこいの家の指定管理者の指定について、本案は、新田原老人いこいの家の管理について、公益社団法人行橋市シルバー人材センターを指定管理者として指定しようとするものであります。 選定理由については、今回、公募を行ったところ1団体からの応募があり、選定委員会において審査を行った結果、同法人が候補者として適切であると判断されたためである、との説明を受けております。 審査の中で、委員より、当該施設については、新田原地域の方に利用を限定されるものではないが、指定管理の導入によって、地元利用者による活動が妨げられることのないよう配慮を行っていただきたい、との意見が出されております。 審査終了後、現地調査を行い、取りまとめの中で、今後、議案の委員会審査にあたっては、公募する際の仕様書や変更点など、事前に説明を行うとともに、審査過程において、他の応募者との比較ができる詳細な資料を提出していただきたい、との要望が出されております。 このほか、指定管理を行う際は、提案書や仕様書の内容に基づき、相互にしっかり確認作業を行うなど、強固なチェック体制を整えるとともに、施設利用者の満足度向上に向けた運営管理に努めていただきたい、との意見や、選定委員会においては、指定管理における業務改善の向上につなげるためにも、また、利用者ニーズとの認識の齟齬が生じないためにも、指定期間満了まで責任を持って事業内容の評価にあたるとともに、その評価内容については、委員会に報告をしていただきたい、との要望も出されております。 採決の結果、議案第100号、議案第103号から議案第104号まで、及び議案第106号から議案第107号までの計5件につきましては、委員、賛成多数で、また、議案第101号から議案第102号まで、議案第105号、及び議案第108号から議案第109号までの計5件につきましては、委員、全員一致で、いずれも原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第100号 行橋市図書館等複合施設条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、田中次子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 田中次子議員。 ◆5番(田中次子君)  議案第100号 行橋市図書館等複合施設条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党を代表し、反対討論をいたします。 リブリオ行橋1階にあるプレイルームの利用対象年齢について、現在は満3歳児から満9歳児までとなっているものを、満2歳児から利用できるよう変更するものです。 コロナ禍を受け、プレイルームは6月19日から利用解除となり約5カ月が経過しました。先日の議案質疑では、リブリオ行橋のご意見箱に2歳児も利用させてほしいという利用者からの要望があった、との説明がありました。これまで、対象年齢3歳から9歳の児童と同伴ならば、3歳児未満も保護者とともに入場ができる位置付けであったものを、今回条例を変更することで、新たに2歳児から利用料金が発生することになります。 そもそも、このプレイルームについては様々な問題点があります。対象年齢は3歳から9歳までの設定で、しかも利用時間は10時から17時、夕方の午後5時までです。平日は、その年齢のほとんどの子どもたちは小学校や幼稚園・保育園に通っています。しかも、保護者同伴でなければ、例えば9歳児、小学校3年生であっても利用することができません。この条件では、平日の利用者が限られていることは当初から分かっていたはずです。 実際、これまでのプレイルームの、1日当たりの平日の利用者数の平均は、大人・子ども、それぞれわずか約3名となっています。そのような状況のもとで、利用できる年齢を未就園児の2歳児まで下げることにより、平日の利用人数を上げようとすることが指定管理業者の狙いだとは思います。しかし、2歳児の子どもの発達に本当に適した遊びの道具が、あのプレイルームに十分備わっているとは言えません。新たな遊具の追加も一切行わないとのことです。 さらに、利用時間についても、2歳児が、あのスペースで2時間もの間、遊ぶことはまずあり得ません。せめて、利用時間に見合った利用料金に引き下げるべきです。北九州市の子育てふれあい交流プラザは、全く規模が違いますが、入場料子ども100円、一般200円です。 リブリオ行橋の維持管理運営を担う株式会社TRC図書館流通センターのホームページには、このリブリオ行橋内のプレイルームについて、子どもが遊ぶことのできる有料スペース、との記載があります。遊ぶことのできる有料スペースです。幅広い年齢層の児童がのびのびと遊ぶことができる遊び場と言える広さはありません。しかし、利用料金は2時間以内で、市内の子どもが200円、保護者が300円。利用には必ず保護者同伴が条件ですので、2歳児と母親のみの利用で、例え15分しか遊ばなくても500円が必要です。今回の条例改正はまさに指定管理者の利益に市が加担するものでしかありません。 3歳未満児の、子育て支援で言えば、市内6カ所の子育て支援センターは、子どもと保護者、多くは母親の居場所となっています。必ず保育士の有資格者がいて、遊具についても、その年齢にあった遊びを提案、サポートしています。しかし、リブリオ行橋のプレイルームでは、受付を行うスタッフが入口にいるのみです。例えボーネルンド社の高価な遊具を揃えたとしても、その遊びの道具を活かすことができなければ何の価値もありません。 市は、そもそもこの図書館等複合施設事業計画の際に、子どもたちの遊び場の位置づけを、毎回重ねてアピールしてきました。しかし、オープンしてみれば、対象年齢を限定し、保護者同伴が必須、他自治体の同様の施設と比べても高価な料金設定、どれも市民がイメージしていたものとは程遠いものだったと言わざるを得ません。 今回、2歳児、実際には恐らく第1子が2歳児を持つ保護者の方々の、あのプレイルームで子どもを遊ばせてみたいという思いには共感をいたしますが、対象年齢の下限を引き下げるのであれば、利用料の変更をまず行うなど、関連する条例の同時の見直しが必要です。リブリオ行橋のプレイルームの在り方を精査し、子どもたちや子育て世代の方々により親しんでいただけるよう、早急に検証すべきであることを提起し、反対討論といたします。 ○議長(澤田保夫君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第100号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第101号 行橋市重度障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第101号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第102号 行橋市学習等供用施設の指定管理者の指定について、委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第102号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第103号 行橋市宿泊型研修施設の指定管理者の指定について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、田中次子議員より反対討論の通告があっておりますので、これを許します。 田中次子議員。 ◆5番(田中次子君)  議案第103号 行橋市宿泊型研修施設の指定管理者の指定について、日本共産党を代表し、反対討論をいたします。 行橋市宿泊型研修施設条例には、第1条に、目的として、この条例は文化及び教養の向上のための研修、並びに野外活動を通じて市民の交流の場を創出し、青少年の健全な育成を図るため、とあります。 今回の指定管理者の候補者、株式会社オリエンタルコンサルタンツ九州支社は、長井浜公園の指定管理業務の共同企業体、行橋にぎわいづくりパートナーズの代表企業でもあります。今回、宿泊型研修施設のほかにも、行橋総合公園内の体育施設など、同様にこの企業が候補者となっています。 宿泊型研修施設の指定管理料の積算には、これまでにはなかった自主事業収入が令和3年度からの5年間、毎年約1千万円上がっています。指定管理5年目の令和7年度は、1359万6千円が上がっています。その自主事業の内容としては、研修センターの厨房を一般の人が利用できるカフェとし、総合公園の利用者に開放したり、また、長井浜公園で行うビーチイベントなどの際に、現在では長井浜公園の調理機能では不十分なため、研修センター内の厨房でお弁当や軽食を作り、長井浜で販売を行ったり、また、ビーチ関連のイベント来場者に宿泊先として提供したりすることなどが想定されます。 長井浜公園で夏の期間だけのマリンアクティビティや、ビーチ関連のイベント事業を行う、まさに賑わいづくりを目的とする、株式会社オリエンタルコンサルタンツ九州支社に指定管理させることは、条例にある社会教育施設の目的からは大きく逸脱をしています。 宿泊型研修施設である行橋市研修センターと行橋市オートキャンプ場は、条例に、文化及び教養の向上のための研修、とあるように、あくまでも教育を目的とした施設です。指定管理者の提案する自主事業は、青少年の健全な育成を図るためとは相いれません。 行橋市宿泊型研修施設の運営は、にぎわい創出の一環として位置づけるべきではないことを指摘し、反対の理由といたします。 ○議長(澤田保夫君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第103号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第104号 行橋市椿市地域交流センターの指定管理者の指定について、委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第104号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第105号 行橋市複合文化施設の指定管理者の指定について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第105号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第106号 旧百三十銀行行橋支店の指定管理者の指定について、委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第106号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第107号 行橋市体育施設の指定管理者の指定について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第107号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第108号 行橋市総合福祉センターの指定管理者の指定について、委員長報告に対し、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第108号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第109号 行橋市老人いこいの家の指定管理者の指定について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第109号は、原案のとおり可決されました。 会議運営上、ここで10分間休憩をいたします。                休憩 10時58分                再開 11時09分 ○議長(澤田保夫君)  定足数に達していますので、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 次に、議案第113号について、各委員長から所管部分についての審査の経過並びに結果の報告を願います。 はじめに、文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  それでは、議案第113号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、文教厚生委員会所管部分の審査の経過と結果を報告いたします。 今回の当委員会所管部分の補正は、3億7009万4千円の増額を行おうとするものであります。 補正の主な内容につきましては、まず、新型コロナウイルス関連の補正予算といたしまして、小中学校における感染症対策に必要な備品購入費や修学旅行のキャンセル料を補てんする経費のほか、高齢者に対するPCR検査にかかる助成金、また、介護及び障がい福祉サービスを提供する事業所等に給付する支援金など、併せて6341万5千円が増額されております。なお、これらの経費につきましては、国の臨時交付金を主な財源として実施しようとするものであります。 次に、その他の事業における補正予算といたしまして、まず、職員の人事異動及び給与改定に伴う人件費の減額補正のほか、国県の支出金については、前年度の精算に伴う返納金が、それぞれ該当する各所管において計上されております。 そのほか、民生費においては、入所園児の増加に伴う施設型・地域型保育給付措置委託料や制度改正に伴うシステム改修費など、さらに教育費においては、電子黒板の設置等、ICT環境を整備するための経費や学校施設における改修費などが計上されております。なお、これらの経費のうち、泉中学校における受水槽の改修工事については、年度内の完了が困難であるため、翌年度に繰り越す旨の説明を受けております。 また、本年5月に開催する予定であった、行橋まちなか文化・芸術ウィーク事業のうち、奇跡のコンサートについては、今般の新型コロナウイルスの影響を受けて延期をしたことから、今年度の事業費を減額する一方で、来年5月3日の開催に向け、その準備に必要な経費を計上するとともに、来年度、当該実行委員会に対して支出する補助金として、令和3年度を期間とする債務負担行為が新たに設定されております。 併せまして、先刻、可決されました指定管理者の指定に伴う、当委員会所管にかかる指定管理料8件につきましても、令和3年度から令和7年度までの5年を期間とする債務負担行為が新たに設定されております。 それでは引き続き、審査における質疑の主な内容、及び委員から出された意見や要望等について報告いたします。 まず、指導室では、ICT教育に伴う通信環境の整備については、校長会等の会議をオンラインで行うなど、まずは実践を通して苦手意識の解消を図るとともに、教員の指導力に格差が生じないよう、引き続き人材育成に努めていただきたい、との意見が出されております。 次に、学校管理課では、インフルエンザの同時流行が懸念される中、感染症対策用の消耗品については、予算不足により在庫が不足することのないよう、また寒い時期ではあるが、十分な換気対策を行うなど、児童生徒に対する学校生活や学習環境への配慮に努めていただきたい、との要望が出されております。 次に、生涯学習課では、来年度に延期となった奇跡のコンサート事業について、概要を確認したところ、担当課より、まず開催場所についてはリブリオ行橋の駐車場から行橋市民体育館に、また、当初は合唱を伴う公演を予定していたが、新型コロナウイルスの収束が見られない状況の中で実施することは危険であると判断したため、演奏のみのクラシック演奏会とするように、内容を変更している。観客数については、会場の規模から勘案し、1千名としている、との説明を受けております。 これに対し、委員より、新型コロナウイルスの影響を受け、様々な制約があると思うが、イベントにはなるべく多方面の方に参加していただき、また多くの世代に楽しんでもらえるような企画を検討していただきたい。併せて、チケットの販売方法など、市民の方への情報提供を早期に行っていくべきではないか、との意見が出されております。 次に、文化課では、来年度より指定管理を導入する赤レンガ館の具体的な運用計画について質したところ、担当課より、当該施設は従来のギャラリー機能に加え、カフェ機能を整備し、運用する予定としていることから、今回、その整備に必要な備品類を購入しようとするものである、との答弁を受けております。 これに対し、委員より、当該施設は、福岡県が指定する有形文化財であるため、備品の調達や敷地内の舗装にあたっては、文化財に相応しい景観を重視したうえで、レンガ造りの建造物との、より調和のとれた仕様とするよう検討していただきたい、との要望が出されております。 次に、地域福祉課では、高齢者新型コロナウイルス感染症検査助成事業の概要について、感染拡大時に、医療機関及び介護施設等へ新たに入院または入所する、原則65歳以上の方のうち、PCR検査を希望する方に対し2千円の自己負担で受けられるようにするものである、との説明を受けております。 委員からは、新型コロナウイルスに感染した場合に重症化リスクが高い高齢者の不安を解消するとともに、施設での感染拡大を防止するためにも、対象となる方には丁寧な説明を行っていただきたい、との要望が出されております。 最後に、生活支援課では、生活保護における直近の動向について、担当課より、保護率は対前年度で比較すると減少傾向となっているが、申請や相談件数については、ここ数カ月、微増で推移している、との報告を受けております。 これに対し、委員からは、新型コロナウイルスの影響に伴い、来年以降の状況が変わってくることも考えられるため、引き続き、動向を注視しながら、相談窓口の増設や人員配置など、必要な体制を整えるとともに、適正な業務の遂行に努めていただきたい、との意見が出されております。 審査終了後、現地調査を行い、取りまとめ、採決の結果、議案第113号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、議案第113号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、建設経済委員会所管部分の審査の経過と結果を御報告いたします。 当委員会所管部分における補正は、2308万1千円の減額補正を行おうとするもので、所管する一般会計9課のうち、下水道課を除く各課で補正予算が計上されております。 今回の補正の主な内容につきましては、まず、人事異動、人事院給与勧告を踏まえた給与改定、及び共済費率の改正に伴う所管各課の人件費補正が計上されております。 次に、事業費における補正の主な内容ですが、まず、農林水産課では、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、自動操舵システムを搭載したスマート農業機械等の導入経費を助成するため、スマート農業推進強化事業補助金として598万円、農地集積面積の増加に伴い、農地集積協力金として457万4千円、新規就農希望者の増加に伴い、農業次世代人材投資事業補助金として300万円が、それぞれ増額補正されております。 次に、商業観光課では、福岡県宿泊税交付金事業が開始されたことに伴い、行橋市観光振興基金積立金として463万3千円が増額補正されております。 次に、企業立地課では、行橋市勤労者総合福祉センター指定管理料にかかる経費について、令和3年度から令和7年度までの間、債務負担行為が新たに設定されております。 最後に、土木課では、行橋総合公園指定管理料にかかる経費について、令和3年度から令和7年度までの間、債務負担行為が新たに設定されております。 それでは、審査における質疑の主な内容、及び意見等について御報告いたします。 まず、農林水産課では、委員より、今回の補助金に関して、市の負担分について質したところ、担当課より、今回の補正については全て国及び県の事業のため、市の負担はない、との説明を受けております。 説明を受けて、委員より、補助金を出すことで農業の発展に資するのであれば、市からの補助についても検討する必要があるのではないか、と質したところ、執行部より、スマート農業推進強化事業については、通常であれば、来年度、県と市で導入経費の半分を助成し、実施する予定であったが、コロナ禍の影響により、急きょ導入経費の半分を県が助成することになったため、市の負担分がなくなった、との答弁を受けております。 次に、商業観光課では、委員より、観光振興基金積立金の算定根拠について質したところ、担当課より、県が宿泊旅行統計調査、及び観光ビッグデータ調査をもとに市町村ごとの宿泊者数及び旅行者数を算出し、各市町村への配分金額を算定している、との説明を受けております。 次に、企業立地課では、委員より、指定管理料が増額した理由について質したところ、担当課より、働き方改革により改正されたパートタイム労働法に基づいた昇給及び期末手当、並びに原油価格の高騰等を見込んだため、指定管理料が増額した、との答弁を受けております。また、委員より、将来負担が発生するため、安易に債務負担行為を設定するのは危険ではないか。事業に継続性は必要だが、単年度ごとに委託料を支払うなど、予算策定をする際には、様々な手法について検討を行っていただきたい、との意見が出ております。 最後に、土木課では、委員より、指定管理料が増額した理由について質したところ、担当課より、今までの協定書では、清掃、剪定、除草などの実施回数等について曖昧な表記をしていたため、管理が不十分であっても、指定管理者に対して強く指導をすることができなかった。その反省を踏まえて、今回、改めて現地調査を行い、必要な清掃、剪定、除草等の実施回数並びに使用する薬剤等を修正し、明記した結果、指定管理料が増額した、との答弁を受けております。 答弁を受けて、委員より、指定管理者に維持管理を徹底させることを理由に指定管理料を増額した以上、担当課が責任をもって現地調査及び写真管理等を行い、適宜指導していただきたい、との強い要望が出されております。 審査終了後、取りまとめの中で、指定管理料が今年度と比較して増額している件について、施設によっては、指定管理者制度を利用するよりも直営で管理運営をする方が適している場合もあるため、今後5年間の実績に鑑みて適正性を検討していただきたい、との意見が出されております。 採決の結果、議案第113号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、可否同数となり、委員長の決するところにより、可決すべきではないと決しました。 以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、総務委員長。
    ◆10番(工藤政宏君)  それでは、議案第113号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、総務委員会所管部分における審査の経過と結果を御報告いたします。 今回の補正予算は、国・県の補助金の内示、決定に基づくもの、給与等の人件費に関するもの、その他緊急を要するものを踏まえて予算措置されています。 まず、歳入補正全体の主な概要についてですが、はじめに、交付決定によるものとして、地方特例交付金が増額補正され、普通交付税が減額補正されています。 次に、国庫支出金では、ゆくはし応援商品券事業等に対する新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や、施設型・地域型保育給付措置委託事業に対する子どものための教育・保育給付費、また、小中学校感染症対策等支援事業に対する学校保健特別対策事業費補助金などが、それぞれ増額補正されています。 次に、県支出金では、子どものための教育・保育給付費やスマート農業推進強化事業費補助金、また、福岡県宿泊税交付金などが、それぞれ増額補正されています。 次に、繰入金では、財源調整に伴う財政調整基金や職員の退職手当基金がそれぞれ増額補正され、文化・芸術ウィーク事業に対するふるさと納税基金が減額補正されています。 次に、諸収入では、前年度精算に伴い国県精算金などが増額補正されています。 最後に、市債では、発行可能額の決定に伴い臨時財政対策債が増額補正されています。 続きまして、当委員会所管部分の歳出補正予算の主な内容についてですが、職員の給与改定、及び人事異動等に伴う所管各課の人件費の補正、また、ゆくはし応援商品券事業、総合計画策定事業、個人番号カード取得促進事業、コロナ対策にかかる防災管理費などが、それぞれ増額補正されています。 これらの結果、今回の補正額11億6711万7千円を増額し、歳入歳出予算総額を、それぞれ391億4768万2千円としようとするものです。 引き続き、審査における質疑の主な内容、及び意見等について、御報告いたします。 はじめに、財政課における審査の中で、委員より、事業の目的と担当所管について、誰が見ても納得のできる適正な予算編成を行っていただきたい、との意見が出されています。それを受け、担当課より、今後、査定を行う段階から綿密に調整を行い、疑義が生じるような場合については、議会に対して事前に丁寧な説明を行っていく、との回答を受けております。また、財政調整基金が年々減少していることを受け、今後の財政運営について質したところ、担当課より、現在、財政調整基金は減少傾向にあり、今後もコロナ等の影響により減少することが想定されるため、引き締めた財政運営に努めていきたい、との答弁を得ています。 次に、市長公室秘書課における審査の中で、委員より、複数の課にかかわる事業や政策が増えているため、スムーズに事業が行えるよう、市長公室が先頭に立ち、積極的に調整を行っていただきたい、との意見が出されています。 次に、情報政策課では、ゆくはし応援商品券事業の説明を受けています。担当課より、本事業は全市民に対して一人5千円分の商品券を配布し、マイナンバーカード取得者については、加えて5千円分の商品券を配布することで、市内の消費喚起とマイナンバーカードの取得率80パーセントを目指すものである、との説明を受けています。 また、マイナンバーカード取得者に対する商品券の配布方法につきましては、令和3年3月31日までに取得した方については、商品券を送付し、4月1日以降に取得した方については、カード交付時に手渡しにて商品券を配布する、との説明を受けております。 これらの説明を受け、委員より、4月以降の手渡しによる配布を減らすことで、事務量の削減、また、窓口にて商品券を扱うリスクも減少するため、事前の広報活動をしっかりと行い、マイナンバーカードの早期申請者数が増加するような対策を講じていただきたい。また、本事業を実施することで、マイナンバーカードの新規申請にかかる相談者の増加や商品券交付窓口の混雑が想定されるため、全庁的な職員の応援体制の構築や窓口業務に対する必要な人員配置をお願いしたい、との意見が出されています。 そのほか、本事業に対して様々な質疑が出されましたが、質疑に対する的確な回答が得られなかったため、後日、再入室を求めております。なお、本事業は、総合窓口課の所管である個人番号カード取得促進事業と関連していることから、2課入室のもと、審査を行っております。 その中で、委員より、マイナンバーカードの交付時期によっては、ゆくはし応援商品券の利用期間が3日間のみとなる可能性があるため、商品券の利用期間を延ばすなど、市民にとってより利用しやすくなるよう改善していただきたい、との要望が出されています。また、マイナンバーカードの普及に力を入れるのであれば、新たに担当課を設置することなど検討していただきたい、との意見が出されています。 そのほか、商品券の管理の在り方について質したところ、担当課より、明確な回答が得られなかったため、後日、再入室を求め、審査しております。その中で、担当課より、商品券の管理の方法については、見直しを行い、セキュリティをより強化した管理を行う、との回答を受けています。 また、委員より、本事業の実施主体はあくまでも行橋市であるため、業務を委託するうえで、行橋市と委託先との業務分担を明確にしていただきたい、との意見が出されています。そのほか、議案を提出する上で、十分に内部協議を行い、必要な資料の提出、及び質疑に対して的確な説明ができるよう努めるべきである、との指摘が出されています。 審査終了後、取りまとめの中で、ゆくはし応援商品券事業に関して、市民にとって、より良い事業とするために、委託内容やスキーム等、指摘箇所の改善を行ったうえで、その結果を委員会へ報告していただきたい、との強い要望が出されています。 採決の結果、議案第113号につきましては、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、質疑、討論、採決を行います。議案第113号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、各委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、德永克子議員より反対討論、大池啓勝議員より賛成討論の通告があっておりますので、これを許します。 最初に、德永克子議員。 ◆20番(德永克子君)  議案第113号 令和2年度行橋市一般会計補正予算第7次補正について、日本共産党を代表し、反対討論をいたします。 本補正予算には、新型コロナウイルス感染症対応のための予算が計上されており、本来ならば賛成するところですが、残念ながら問題点が多く、賛成ができません。 その1つは、マイナンバーカードの保有を推進するための事業をコロナ対策と結び付け、2款総務費で計上せずに7款商工費で計上をしている問題です。 安倍政権を引き継いで発足した菅政権は、デジタル化を目玉政策に打ち出し、オンライン化、マイナンバーの普及、スーパーシティの実現を打ち出しています。デジタル化の目ざすものは、国家による監視、資本による監視社会の実現であり、その典型的な国は中国です。少なくとも国民の情報、人権を守る法律が必要であるのに、それもないままにマイナンバーの普及などのデジタル化を広げることは、到底賛成できません。 5千円の商品券を餌にマイナンバーの普及を進めることの手法は、行政としては禁じ手ではないかと思います。しかも情報政策課の仕事内容と関係ない、コロナ禍で厳しい営業となっている商店などに対する施策として、商品券を配布することをも情報政策課の担当とすることなどは、言語道断です。 2つ目は、今、自治体にとって、また市民にとってもコロナ感染拡大を起こさないことが最大の課題ですが、そのための施策が不十分であるという問題です。市民の命と健康が問われることです。最優先に取組むべきです。 今回一定のコロナ対策費が計上されています。それはそれで評価するものです。しかし徐々に行橋でも感染拡大が避けて通れない状況と思われますが、その際、クラスターにならないように、また重症者を増やさないためには、医療・福祉・介護・保育・学校などの施設におけるPCR検査を早期に何度も実施することが必要です。そのための予算化ができていないことは、大きな欠陥です。なお今回、高齢者向けのPCR検査の委託料が計上されておりますが、その条件は感染拡大を予防するためには厳しく、手遅れの感がいたします。 3つ目には、債務負担行為における問題です。研修センター、体育館、総合公園などの指定管理を株式会社オリエンタルコンサルタンツ九州支社に指定し、その5年間分を債務負担行為としています。それぞれの目的に沿った事業と金額は、大規模な株式会社への指定管理ではなく、市内業者への委託などの管理ですることのほうが本来の目的に沿った、まさに市民のニーズに応えたものになるのではないかと思います。 また、椿市地域交流センターの指定管理料は、前年度交流センターの決算額よりも1年間に約377万円余の増額となっています。それを地元の方に引き受けていただいたものですが、5年間を継続できるのか疑問を持つものです。直営で公民館活動として地元の方たちに協力を願うことのほうが現実的ではないでしょうか。この計上の在り方には賛同できません。 4つ目には、市職員の人件費引き下げの計上については、もともと民間よりも大きく高額ではないこと、公務員の水準が民間に反映をする点からも、安易に引き下げることには同意できません。以上、反対討論といたします。 ○議長(澤田保夫君)  大池啓勝議員。 ◆13番(大池啓勝君)  では、議案第113号 令和2年度行橋市一般会計補正予算について、意見を申し述べ、賛成討論をいたします。 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが掛からないなか、感染者が急増する大都市圏では様々な規制が継続、あるいは延長され、さらには、先日、政府がGoToトラベルの全国一斉停止を打ち出すなど、経済の回復に向けた見通しが一層不透明となっています。 また、地域においても、飲食店への影響は深刻さを増し、加えて高齢者、障がいのある方、あるいは病気の方々の命を守るべき介護・医療分野における収益悪化、人材不足、雇用不安、給与の減額など、市民生活への影響は憂慮すべき状況にあると思っています。そのため国県の対策に加え、市独自の支援策として、市民の命と健康を守る、また市民生活と市経済を守る政策を打ち出す必要があります。 今回の補正予算では、商工費において、ゆくはし応援商品券事業の経費として6億5700万円が計上されていることから、一定程度の評価はするものの、その内容については大きな疑問があります。 1点目は、マイナンバーカードの普及については理解するものの、マイナンバーカード普及と商品券を関連付けていることです。 2点目は、一般質問でも指摘しましたが、5千円の商品券を全市民に配る、さらに言えばマイナンバーカードの普及率を80パーセントと見込んでいることから、ほぼ全員に1万円を配る、いわば政策目的が曖昧なバラつき政策であるということです。大学生等生活応援給付金のときも、対象者や目的がはっきりせず不公平感がぬぐえない、と申し上げましたが、今回の商品券配布も、消費の喚起策としては理解できるものの、真に困窮している分野の事業者に対する直接支援策なども含めて、地域の実態を把握したうえで的確に効果的な政策を打つべきだと考えております。 市長は私の一般質問に対し、コロナ禍など変化の大きい不確定な時代に中長期の財政見通しは無意味である旨の答弁をしましたが、そうであるならば、コロナ禍が見通せないなか、感染状況に合わせて目の前の対策に財政を投入する政策やコロナ禍を乗り切るためのあらゆる政策方針を示す必要があると思っています。 マイナンバーカードの普及を短期間で実施しようとすれば、かなりの混雑が予想され、そのため多くのスタッフが必要となりますが、雇用対策としてコロナ感染拡大により内定取消しや解雇された人の優先的な採用、医療・介護分野への支援、子育て・教育支援、新しい生活様式を取り入れようとする事業者への支援、飲食業を含めた中小零細企業への支援など、今後も市民の命と生活を守るために必要な支援策を適時的確に講じる必要があります。 地域経済の活性化と市民生活の支援を図るための商品券を一律に配付することは賛成しかねますが、今後、目的と効果をしっかりと見通した政策を打っていただくことを強く期待し、賛成討論といたします。 ○議長(澤田保夫君)  討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する文教厚生委員長、並びに総務委員長の報告は、可決であります。建設経済委員長の報告は、否決であります。これより、原案についての可否を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第113号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第114号、及び議案第117号の計2件について、一括して、総務委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君)  それでは、総務委員会に付託されました、議案第114号、及び議案第117号の計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第114号 令和2年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ844万1千円を減額し、予算総額を78億5839万9千円としようとするものです。 補正の主な内容としましては、1点目として、職員の人事異動、及び共済費率の変更に伴い、人件費を減額補正するもの、2点目として、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、保険税の減免措置を行うため補正するものであります。 審査の中で、委員より、コロナウイルスによる減免措置を行った件数などについての分析を行い、今後の行政運営に生かしてもらいたい。また、本制度を知らないことにより減免措置を受けられない人が出ないよう制度の周知徹底を図っていただきたい、との意見が出されています。 次に、議案第117号 令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ9万2千円を増額し、予算総額を11億4469万3千円としようとするものです。 補正の主な内容としましては、1点目として、職員の人事異動、及び共済費率の変更に伴い、人件費を減額補正するもの、2点目として、高齢者医療制度の見直し等に伴うシステム改修のため増額補正するものであります。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第114号、及び議案第117号の計2件につきましては、いずれも、委員、賛成多数で、原案のとおり可決すべきであると決しました。以上、御報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第114号 令和2年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第114号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第117号 令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第117号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第115号から議案第116号までの計2件について、一括して、文教厚生委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第115号から議案第116号までの計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を報告いたします。 まず、議案第115号 令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算について、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ240万8千円を増額し、予算の総額を4040万2千円としようとするものであります。 補正の主な内容として、歳出予算では、職員の人事異動による人件費の補正、及び介護報酬の改定によるシステム改修費等が計上されております。それに伴い、歳入予算において、苅田町及びみやこ町からの負担金のほか、一般会計繰入金、国庫補助金を調製し、増額補正しようとするものであります。 次に、議案第116号 令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算について、今回の補正は、歳入歳出、それぞれ2億9234万円を増額し、予算の総額を64億4648万1千円としようとするものであります。 補正の主な内容として、歳出予算では、職員の育児休業の取得による人件費の減額、及び介護報酬の改定によるシステム改修費のほか、介護サービスの利用者が増加したことによる保険給付費等が計上されております。それに伴い、歳入予算において、支払基金交付金、国県支出金及び繰入金などを調製し、増額補正しようとするものであります。 審査の過程で、先般5月臨時会において報告のあった介護給付費の予算残高不足による補正予算の専決処分について、前回の反省を踏まえ、改善が図られていることが当委員会で確認できております。制度改正が頻繁に行われている状況の中で、担当者が変わっても、業務に遺漏なく、円滑に引き継ぎができるようなチェック体制の強化に取組んでいただきたい、との意見が出されております。 審査終了後、取りまとめの中で、急速な高齢化の進展に伴い、増大する介護給付費を抑制するには、介護予防事業により一層注力することが重要である。感染症対策への配慮も求められる状況ではあるが、今後も、各関係機関や関係部署と緊密に連携を図りながら、さらなる健康寿命の延伸に向け、事業を推進していただきたい、との要望が出されております。 採決の結果、議案第115号から議案第116号までの計2件につきましては、いずれも、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第115号 令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第115号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第116号 令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第116号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第118号から議案第119号までの計2件について、一括して、建設経済委員長から審査の経過並びに結果の報告を願います。 建設経済委員長。 ◆8番(井上倫太郎君)  それでは、当委員会に付託されました、議案第118号、及び議案第119号の計2件につきまして、一括して、審査の経過と結果を御報告いたします。 はじめに、議案第118号 令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、収益的収入について58万円を減額し、総額14億6601万1千円とし、収益的支出について896万2千円を減額し、総額12億1240万9千円としようとするものです。 補正の主な内容としては、人事異動、人事院給与勧告を踏まえた給与改定及び共済費率の改正に伴う変更によるもので、収益的収入では他会計繰入金の減額補正、収益的支出では人件費の減額補正を行うものです。 次に、議案第119号 令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について、でございますが、今回の補正は、収益的支出について127万7千円を減額し、総額8億5855万3千円としようとするものです。また、資本的支出について124万7千円を増額し、総額8億5720万9千円としようとするものです。 補正の主な内容としては、人事異動、人事院給与勧告を踏まえた給与改定及び共済費率の改正に伴う変更によるもので、収益的支出では人件費の減額補正を行い、また、資本的支出では人件費の増額補正を行おうとするものです。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第118号、及び議案第119号の計2件につきましては、いずれも、委員、可否同数となり、委員長の決するところにより、認定すべきではないと決しました。以上、御報告いたします。 △日程第2 新たな提出に係る事案の上程、提案理由の説明、議案に対する質疑、議案の委員会付託 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、議案第118号 令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について、質疑を行います。委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、否決であります。これより、原案についての可否を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第118号は、原案のとおり可決されました。 次に、議案第119号 令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算について、委員長報告に対して御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を省略し、採決を行います。本案に対する委員長の報告は、否決であります。これより、原案についての可否を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、多数であります。よって議案第119号は、原案のとおり可決されました。 日程第2 新たな提出に係る事案の上程、提案理由の説明、議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。 市長より、新たに議案1件が提出されております。これを上程し、議題といたします。市長に、提案理由の説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  議員の皆様には誠に恐縮でございますが、本定例会に追加提案させていただきます案件につきまして、御説明申し上げます。 今回、新たに追加提案し、御審議をお願いいたします案件は、補正予算1件でございます。 それでは、議案第120号の令和2年度行橋市一般会計補正予算第8次について、御説明申し上げます。 まず、ふるさと応援寄附金につきましては、事業者の方々の御協力のもと、今年度商品の内容をより一層充実させ、魅力的な制度運営に努めているところですが、これらの創意工夫の結果として、ふるさと応援寄附金が増加し、特に11月末時点では、前年同月比で2倍に迫る勢いで寄附が急増したため、当初の見込みである1億5千万円を大幅に超過する見込みとなっております。このような状況から、結果として当初の第7次補正予算には間に合いませんでしたが、寄附に対する返礼品発送等にかかる経費が不足することにより、円滑な返礼品の手配が妨げられることがないように、早急に増額補正を行う必要がありますことから、今回、追加議案として上程させていただくものでございます。 次に、7月の臨時会で可決されました補正予算に基づき、現在、ひとり親世帯への臨時特別給付金支給事務を行っているところですが、先般、年内を目途として、所得が低いひとり親家庭に対して5万円、2人目以降の子どもに対しては3万円ずつの追加給付を行う方針が国より出されました。12月11日の定例閣議にて予備費の使用が決定されたため、年内の追加支給に対応する必要があることから、今回、追加議案として併せて上程させていただくものでございます。 以上の理由により、この度の補正におきましては、1億6990万2千円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を、それぞれ393億1758万4千円とするものでございます。 歳出予算の内容としましては、総務費では、ふるさと応援事業にかかる経費を、民生費では、ひとり親世帯臨時特別給付金支給事業に係る経費を計上しております。 この度の補正に伴う歳入予算としましては、国庫支出金、寄附金及び繰入金を調製し、計上しているところでございます。 以上、追加案件の概要につきまして御説明申し上げましたが、いずれも市政運営上、重要な案件でございますので、よろしく御審議をいただきまして、御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(澤田保夫君)  説明は終わりました。 それでは、議案第120号 令和2年度行橋市一般会計補正予算第8次について、質疑を行います。御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、これより委員会付託を行います。ただいま議題となっております、議案第120号の委員会付託につきましては、お手元に配付しております別紙付託事案一覧表のとおり、総務委員会、並びに文教厚生委員会に付託したいと思います。これに御了承願います。 それでは、議案の審査を願うため、これより暫時休憩いたします。                休憩 12時08分                再開 14時15分 △日程第3 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(澤田保夫君)  定足数に達していますので、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 日程第3 審査終了事案の上程、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。各委員長から審査が終了した旨の報告がなされているものは、お手元配付のとおり議案1件であります。これを上程し、議題といたします。 これより、議案第120号について、各委員長から所管部分についての審査の経過並びに結果の報告を願います。 はじめに、文教厚生委員長。 ◆17番(田中建一君)  それでは、議案第120号 令和2年度行橋市一般会計補正予算第8次について、文教厚生委員会における所管部分の審査の経過と結果を報告いたします。 今回の当委員会所管部分の補正は、1574万9千円の増額を行おうとするものであります。 補正の主な内容といたしましては、今般、新型コロナウイルス感染症対策について、令和2年12月11日に予備費の使用が閣議決定されたことを受け、ひとり親世帯臨時特別給付金の追加支給にかかる経費が計上されております。なお、財源については、全額国庫負担となっております。 本事業は、先般の7月臨時会において可決されました補正予算に基づき、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、ひとり親世帯の方を対象に、子育て負担の増加や収入の減少に対する支援を行うため、特別給付金の支給を実施しているところである。しかし、依然として生活実態が厳しい状況にあることを踏まえ、前回と同様、申請によらず、1世帯あたり5万円、さらに第2子以降については1人につき3万円を、年内を目途に再支給しようとするものである。また、今回、支給の対象となるのは、主に、令和2年6月分の児童扶養手当の支給を受けている方である、との説明がなされております。 これを受けて、委員より、生活状況に変化があった場合の対応について質したところ、担当課より、仮に、前回の支給対象者が転出や再婚した場合などについては、前回の給付事務を行った自治体が支給することになっているが、一方で、離婚などにより、ひとり親世帯となった方々については、今回の支給対象とはならないものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、収入が著しく減少した場合などについては、申請に基づき給付の対象となり得る、との回答を受けております。 これに対し、委員からは、新たに支給の対象となる世帯については、把握が困難と思われるが、分かりやすい説明で、かつ広く周知を行うとともに、可能な限り確認を行っていただきたい、との意見が出されております。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第120号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、報告いたします。 ○議長(澤田保夫君)  次に、総務委員長。 ◆10番(工藤政宏君)  それでは、総務委員会に付託されました、議案第120号 令和2年度行橋市一般会計 補正予算第8次について、総務委員会所管部分における審査の経過と結果を御報告いたします。 今回の補正予算は、国の補助金に基づくもの、その他緊急を要するものを踏まえて予算措置されています。 歳入補正全体の内容についてですが、国庫補助金では、ひとり親世帯臨時特別給付金 支給事業に対する母子家庭等対策総合支援事業費補助金が増額補正されています。 次に、寄付金では、ふるさと応援寄附金が増額補正されています。 最後に、基金繰入金では、財源調整に伴い、財政調整基金が増額補正されています。 続きまして、当委員会所管部分の歳出補正予算の内容についてですが、ふるさと応援事業にかかる経費として、1億5415万3千円が増額補正されています。 これらの結果、今回の補正額1億6990万2千円を増額し、歳入歳出予算総額を393億1758万4千円としようとするものです。 はじめに、財政課における審査の中で、委員より、突発的な事案等により、予算を計上する際は、議会への迅速な対応と丁寧な説明をお願いしたい、との意見が出されています。 次に、総合政策課における審査の中で、担当課より、ふるさと応援事業における予算計上については、寄附金については歳入として基金への積み立てを行い、返礼品については歳出として一般財源から支出している、との説明を受けております。これを受け、委員より、事業の流れが分かりやすいよう、予算計上の方法を検討していただきたい、との意見が出されています。 審査終了後、取りまとめ、採決の結果、議案第120号のうち、当委員会所管部分につきましては、委員、全員一致で、原案のとおり可決すべきであると決しました。 以上、御報告いたします。 △日程第4 意見書の上程、質疑、討論、採決 △日程第5 委員会の中間報告 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。これより、質疑、討論、採決を行います。議案第120号 令和2年度行橋市一般会計補正予算第8号について、各委員長報告に対して、御質疑はございませんか。                (「なし」の声あり)質疑を終わり、討論を行います。反対の方。                (「なし」の声あり)賛成の方。                (「なし」の声あり)討論を終わり、これより採決を行います。本案に対する各委員長の報告は、可決であります。本案は、各委員長報告のとおり決することに、賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、全員であります。よって議案第120号は、原案のとおり可決されました。              (執行部一同、起立、礼あり) 日程第4 意見書の上程を行います。今定例会に意見書2件が提出されております。これを上程し、議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書2件につきましては、委員会審査を省略し、直ちに本会議において審議することにしたいと思います。これに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり)御異議ないものと認めます。よってそのとおり決しました。 はじめに、意見書第5号 核兵器禁止条約の発効を歓迎し、日本政府の署名・批准を求める意見書について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。本案は、起立により採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、少数であります。よって意見書第5号は、否決されました。 次に、意見書第6号 選択的夫婦別姓制度の審議を求める意見書について、審議いたします。本件につきましては、発言通告がございませんでしたので、質疑、討論を省略し、これより採決を行います。本案は、起立により採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                  (起立あり)起立、少数であります。よって意見書第6号は、否決されました。 日程第5 委員会の中間報告について、議題といたします。新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長より、中間報告の申出があっておりますので、これを許します。 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長。 ◆17番(田中建一君)  では、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会からの中間報告を行いたいと思います。 まず、報告の冒頭でありますが、全国的に新型コロナウイルスの新規感染者数が増加を続けており、入院患者数や重症者数も過去最高を更新し続けています。このような緊迫した状況の中、医師や看護師らの医療従事者など新型コロナウイルス対策に対し懸命に努力されている方々に対し、この場を借りまして深く敬意と感謝を表したいと存じます。 本委員会は、令和2年5月臨時会において、新型コロナウイルス感染症対策並びに終息後の対応等に関することを目的として、本委員会は設置をされました。以来、本日までに計17回、委員会を開催しましたので、その内容について御報告申し上げます。 新型コロナウイルス感染症緊急経済対策が令和2年4月7日閣議決定をし、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が創設されました。本交付金は、自治体が地域の実情に応じてきめ細やかに必要な事業を実施できるよう、各自治体の判断により、感染症対策等に自由に使うことができる仕組みになっております。そこで、特別委員会を開催し、支援を必要としている市民に対し、より効果的に交付金を活用できるように、執行部の所管ごとの対応状況と現状の課題の報告を受け、委員会での協議を重ね、新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する市の緊急対応を求める提言書を作成いたしました。 提言書の主な内容は、市民に対する迅速かつ正確な情報公開、各種給付金等の相談体制の整備、支援事業に係る財源の確保、小・中学校におけるICT教育の強化、経済対策、医療機関に対する支援、公共施設の備品充実、介護・福祉事業所に対する支援の計8項目につきまして、8月17日、市議会議長より市長に提言をしております。 また、特別委員会の中で委員より、新型コロナウイルス感染症等の全国的に感染拡大する感染症が本市においても拡散した際に、即時対応ができるように、行橋市議会の対応について必要な事項を定めておくべきではないか、との意見が出されたことに伴い、行橋市議会版感染症対策業務継続計画BCPを作成すべく、特別委員会において、議論を深め、取りまとめる方向で合意にいたっております。なお、感染症発生時において、実質的かつ主体的に対応に当たるのは、執行部であります。執行部におかれましては、感染症対策BCPを策定していただき、議会と執行部で連携を行いながら、組織的な体制を確立していく所存であります。 最後に、本委員会におきましては、今後も引き続き、本市における新型コロナウイルスの感染状況の動向や対応について把握を行うとともに、議会として何を優先して行うべきか、課題を見つけながら、さらなる議論を展開してまいりたいと考えております。 以上、中間報告といたします。 △日程第6 議会閉会中の所管事項調査要求 △日程第7 会議録署名議員の指名 ○議長(澤田保夫君)  報告は終わりました。 日程第6 議会閉会中の所管事項調査要求について、議題といたします。各委員長から所管事項につき、閉会中の調査の申し出があっております。調査事項につきましては、お手元に配付しております所管事項調査表のとおりであります。以上、報告いたします。 日程第7 会議録署名議員の指名を行います。令和2年12月第5回行橋市議会定例会の会議録署名議員に、10番 工藤政宏議員、9番 小坪慎也議員を指名いたします。 以上で本日の日程は、全て終了しました。市長から発言を求められておりますので、発言を許します。 田中市長。 ◎市長(田中純君)  令和2年12月第5回行橋市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御礼を申し上げます。 議員の皆様には、去る11月30日の開会以来、市政運営上、重要な案件につきまして、精力的に御審議をいただき、誠にありがとうございました。 審議を通じまして、皆様方からいただきました御意見、御指摘につきましては、十分にこれを尊重いたしまして、今後の市政運営に取組んでまいる所存でございます。 さて、全国的に人口の減少が自治体の課題とされるなか、暫定的ではあるものの、本市におきましては、令和2年国勢調査において、人口が増加した数少ない自治体の一つでございます。福岡・北九州都市圏への通勤通学のしやすさに加え、豊かな自然環境という地の利を活かし、企業誘致をはじめとした地域産業の活性化と雇用の確保に努め、ゆくはしに住みたい、ゆくはしに住んでよかったと思えるまちづくりをこれからも推し進めてまいる所存でございます。 また、本市におきましては、例年1月末に、ゆくはしシーサイドハーフマラソンを開催し、県内外から多数の御応募をいただき、本市の魅力発信の一つとしているところですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に歯止めがかからず、重症者も連日最多を更新するなど、今なおその猛威がやまない状況を踏まえ、今年度は残念ながら開催することがかないませんでした。最近では、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が開始された国もあり、未来に向かって明るい話題が少しずつ増えつつありますが、行政としては、大きく変化する市民の方々の生活スタイルに寄り添いながら、魅力あるまちづくりを発信・提供してまいる所存でございます。               (執行部一同、起立あり) 最後に、議員の皆様におかれましては、この1年、市民の代表としてその重責を全うされ、本市の発展と市民福祉の向上のために御尽力を賜りまして、心から厚く御礼を申し上げます。 今冬は、例年に比べて気温が低くなることが見込まれております。皆様におかれましては、どうぞ健康に一層御留意なされまして、御家族ともども輝かしい新春をお迎えくださいますよう、お祈り申し上げまして、本定例会の閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。               (執行部一同、礼あり) ○議長(澤田保夫君)  議員の皆様には、議会運営に対して、御協力いただきまして、厚く御礼を申し上げます。 これをもちまして、令和2年12月第5回行橋市議会定例会を閉会いたします。 どうも御苦労様でした。              (執行部一同、起立、礼あり)                閉会 15時38分地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。      議 長  澤 田 保 夫      議 員  工 藤 政 宏      議 員  小 坪 慎 也               令和2年12月定例会提出                  意見書一覧表(意見書)                          令和2年12月18日┌────────────────────────────┬───────────┐│           件    名           │  提出者・賛成者  │├────────────────────────────┼───────────┤│(意見書第5号)                    │提出者 德 永 克 子││核兵器禁止条約の発効を歓迎し、日本政府の署名・批    │賛成者 二 保 茂 則││准を求める意見書                    │賛成者 藤 木 巧 一│├────────────────────────────┼───────────┤│(意見書第6号)                    │提出者 田 中 次 子││選択的夫婦別姓制度の審議を求める意見書         │提出者 藤 木 巧 一││                            │賛成者 德 永 克 子││                            │賛成者 瓦 川 由 美│└────────────────────────────┴───────────┘意見書第5号     核兵器禁止条約の発効を歓迎し、日本政府の署名・批准を求める意見書 地方自治法第99条の規定による別紙意見書を会議規則第13条により提出します。 令和2年12月18日          提出者 市議会議員 德 永 克 子          賛成者 市議会議員 二 保 茂 則          賛成者 市議会議員 藤 木 巧 一 行橋市議会議長 澤 田 保 夫 様提出先 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、    外務大臣  核兵器禁止条約の発効を歓迎し、日本政府の署名・批准を求める意見書 人類史上初めて核兵器の全面禁止を明文化した「核兵器禁止条約」の批准国が50か国に達し、来年1月20日に条約が発効することになりました。被爆者を先頭に、国内・国際の「核廃絶」の声が世論を動かし、発効するに至ったことを歓迎するものです。 この核兵器禁止条約は、2017年国連総会本会議で、国連加盟国の3分の2にあたる122か国の賛成で採択されたものです。 この核兵器禁止条約は、前文では核兵器の非人道性、全廃の必要性などが記載され、第1条では、核兵器や核起爆装置の開発・実験・生産・製造・取得・専有・貯蔵の禁止を掲げています。 本年12月1日現在で世界の165の国・地域、国内の1733都市(本、行橋市も加盟)を含む7974都市が加盟する平和首長会議は、各国に対し、同条約に署名・批准するよう訴え続けています。 「唯一の被爆国」である日本は、核兵器のない世界の実現に向け、次の事項に取り組まれることを求めます。                 記 唯一の戦争被爆国として、一日も早く核兵器禁止条約の署名・批准を行うこと。それまでの間は、オブザーバーとして締約国会議及び検討会議に参加すること。以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。令和2年12月18日                          行 橋 市 議 会意見書第6号        選択的夫婦別姓制度の審議を求める意見書  地方自治法第99条の規定による別紙意見書を会議規則第13条により提出します。 令和2年12月18日                 提出者 市議会議員  田 中 次 子                 提出者 市議会議員  藤 木 巧 一                 賛成者 市議会議員  德 永 克 子                 賛成者 市議会議員  瓦 川 由 美行橋市議会議長  澤 田 保 夫 様提出先  内閣総理大臣、総務大臣、法務大臣、衆議院議長、参議院議長       選択的夫婦別姓制度の審議を求める意見書 2018年(H30)2月に内閣府が公表した世論調査では、夫婦同姓も夫婦別姓も選べる選択的夫婦別姓制度の導入に、賛成・容認と答えた国民は66.9%、反対の29.3%を大きく上回り、特に多くの人が初婚を迎える30~39歳における賛成・容認の割合は84.4%に上る。  また,同年3月、衆議院法務委員会において、夫婦同姓を義務づけている国は、世界で日本だけであることを法務省が答弁している。最高裁判所は2015年(H27)12月、夫婦同姓規定を合憲とする一方、「選択肢が設けられていないことの不合理」については裁判で見出すことは困難とした上で、「国会で論ぜられ、判断されるべき事柄にほかならない」として、民法の見直しを国会に委ねた。 平均初婚年齢が30歳前後の現代においては、婚姻前に個人名で信用・実績・資産を築く人が増加している。改姓によってこれまで築き上げたキャリアに分断が生じる例や、法的根拠のない旧姓の使用で、不利益・混乱が生じる例は多く、それを避けるために結婚を諦める人、事実婚を選ばざるを得ない人が一定数いることは事実である。家族のあり方が多様化する今、最高裁判決の趣旨を踏まえて議論を進め、適切な法的選択肢を用意することは、国及び国会の責務であると考える。 よって本市議会は政府等に対し、選択的夫婦別姓を可能とする法制度の改正に向け、積極的な議論を推進するよう強く求めるものである。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。令和2年12月18日                          行 橋 市 議 会              所 管 事 項 調 査 表                              (令和2年12月18日)┌─────────┬─────────────────────────────┐│   委 員 会   │調   査   事   項                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 地方創生について                   ││         │○ 行政運営について                   ││         │○ 防災・減災について                  ││   総 務    │○ 財政問題について                   ││         │○ 財産管理について                   ││  委 員 会   │○ 入札及び契約について                 ││         │○ 消防行政について                   ││         │○ 国保行政について                   ││         │○ 後期高齢者医療について                │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 学校教育について                   ││         │○ 生涯教育について                   ││  文教厚生   │○ 文化行政について                   ││         │○ 介護保険について                   ││  委 員 会   │○ 福祉行政について                   ││         │○ 健康づくり行政について                ││         │○ スポーツ振興について                 │├─────────┼─────────────────────────────┤│         │○ 上下水道事業について                 ││         │○ 住宅建設事業について                 ││         │○ 都市計画事業について                 ││  建設経済   │○ 土木行政について                   ││         │○ 農林水産業振興について                ││  委 員 会   │○ 企業誘致について                   ││         │○ 商工振興について                   ││         │○ 環境及び清掃行政について               ││         │○ 観光行政について                   │├─────────┼─────────────────────────────┤│  議会運営   │○ 定例会及び臨時会の会期日程について          ││         │○ 議会の運営について                  ││  委 員 会   │○ 議会の会議規則、委員会に関する条例等について     ││         │○ 議長の諮問について                  │└─────────┴─────────────────────────────┘┌───────┬──────────────────────┬───┬────┐│  議案番号  │      件        名      │議 決│議  決││       │                      │結 果│年 月 日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第93号 │行橋市観光振興基金条例の制定について    │原 案│令和2年││       │                      │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第94号 │市長、副市長及び教育長の給与に関する条例の一│原 案│令和2年││       │部を改正する条例の制定について       │可 決│11月30日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第95号 │行橋市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関す│原 案│令和2年││       │る条例の一部を改正する条例の制定について  │可 決│11月30日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第96号 │地方税法の改正に伴う市の関係条例の整備に関す│原 案│令和2年││       │る条例の制定について            │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第97号 │行橋市職員の給与に関する条例の一部を改正する│原 案│令和2年││       │条例の制定について             │可 決│11月30日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第98号 │行橋市国民健康保険税条例の一部を改正する条例│原 案│令和2年││       │の制定について               │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第99号 │行橋市火災予防条例の一部を改正する条例の制定│原 案│令和2年││       │について                  │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第100号 │行橋市図書館等複合施設条例の一部を改正する条│原 案│令和2年││       │例の制定について              │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第101号 │行橋市重度障害者医療費の支給に関する条例の一│原 案│令和2年││       │部を改正する条例の制定について       │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第102号 │行橋市学習等供用施設の指定管理者の指定につい│原 案│令和2年││       │て                     │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第103号 │行橋市宿泊型研修施設の指定管理者の指定につい│原 案│令和2年││       │て                     │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第104号 │行橋市椿市地域交流センターの指定管理者の指定│原 案│令和2年││       │について                  │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第105号 │行橋市複合文化施設の指定管理者の指定について│原 案│令和2年││       │                      │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第106号 │旧百三十銀行行橋支店の指定管理者の指定につい│原 案│令和2年││       │て                     │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第107号 │行橋市体育施設の指定管理者の指定について  │原 案│令和2年││       │                      │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第108号 │行橋市総合福祉センターの指定管理者の指定につ│原 案│令和2年││       │いて                    │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第109号 │行橋市老人いこいの家の指定管理者の指定につい│原 案│令和2年││       │て                     │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第110号 │行橋総合公園の指定管理者の指定について   │原 案│令和2年││       │                      │可 決│12月18日│└───────┴──────────────────────┴───┴────┘┌───────┬──────────────────────┬───┬────┐│  議案番号  │      件        名      │議 決│議  決││       │                      │結 果│年 月 日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第111号 │行橋市勤労者総合福祉センターの指定管理者の指│原 案│令和2年││       │定について                 │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第112号 │市道路線の認定、廃止及び変更について    │原 案│令和2年││       │                      │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第113号 │令和2年度行橋市一般会計補正予算について  │原 案│令和2年││       │                      │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第114号 │令和2年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算│原 案│令和2年││       │について                  │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第115号 │令和2年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特│原 案│令和2年││       │別会計補正予算について           │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第116号 │令和2年度行橋市介護保険特別会計補正予算につ│原 案│令和2年││       │いて                    │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第117号 │令和2年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予│原 案│令和2年││       │算について                 │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第118号 │令和2年度行橋市水道事業会計補正予算について│原 案│令和2年││       │                      │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第119号 │令和2年度行橋市公共下水道事業会計補正予算に│原 案│令和2年││       │ついて                   │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 議案第120号 │令和2年度行橋市一般会計補正予算(第8次)に│原 案│令和2年││       │ついて                   │可 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 意見書第5号 │核兵器禁止条約の発効を歓迎し、日本政府の署 │原 案│令和2年││       │名・批准を求める意見書           │否 決│12月18日│├───────┼──────────────────────┼───┼────┤│ 意見書第6号 │選択的夫婦別姓制度の審議を求める意見書   │原 案│令和2年││       │                      │否 決│12月18日│└───────┴──────────────────────┴───┴────┘...